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5/3セデック・バレ観た。もう先週か。
20分前に着いたら行列できとった。整理券38番だった。座席数はあそこどれくらいだろ、120、30ぐらい?満席っちゅうことはなくて、8~9割の入りだったけれども。
第一部第二部通しでチケット買って、間休憩入ったものの、5時間はしんどかったな。分けてみるべきだったか。
とりあえず、霧社事件のwiki張る。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%A7%E7%A4%BE%E4%BA%8B%E4%BB%B6
で、感想。の前に。
基本、台湾は親日中華は反日って単純に発言してる人間が、嫌い、というところからセデック・バレに注目したんだけれど(動機が不純)。
映画観た後に、予告編PVが挙がってるのを見てアレしたんだが、これを「反日」映画って書いてるコメをたぶん一人二人分ぐらいじゃなく見かけた。馬鹿かと。
他には「誇張がある」というコメとか。映画なんだし。そりゃそうだろ。
こういう歴史があって、今の時代がある。というところを踏まえるべきなのに、全肯定か、全否定か、しかないのか、奴らは。と、今更ながら呆れるなど。
閑話休題
自分はもっとセデック族側に感情移入して観るのかと思ってたんだが、自分を文明人的視座を離れる事がなかたので、その後の自分を意外な目で眺めている。
のっけのシーンが首狩だたし、それのせいかとおもてる。
蜂起前夜あたりから第一部ラストにかけては圧倒されてしまった。
多数、日本人の首が飛んでたなぁwあ、直接のシーンはなかったものの、ちゃんと、女子供も虐殺してましたよ。
「哀れな日本人、血の供儀になれ」(おぼろげにしか覚えてない。。。)といった台詞を吐いて、セデックの子供が日本の子供を殺すシーンは、かなりインパクトがあった。
その武装蜂起よりも前だが、「俺らの狩猟場というが、この辺りはすべて日本のものじゃないか」という台詞を日本の駐在の子供に吐かせるんだ。
どっちも強烈だった。
特に前者の台詞には「この台詞で以って、セデックと日本が同じ地平に立ったなぁ」みたいな感想を持った。良きにつけ悪しきにつけ。
襲撃完了で、第一部完。
第一部で、結構おなかいっぱいだったんだけれど、続けて買ってるから引き続き第二部。
入れ替えで若干時間空いたとはいえ、立て続けだったので、結構記憶がとんどる。
印象に残っていることは、基本敗戦の描写なんだから悲哀がつきまとうことと、河原さぶ演ずる鎌田中将が最後に、「桜のせいか、武士道精神と比肩しうるものがあるからか」と当初蛮族と評した相手に感嘆を示したところで、帯同していた小島巡査が「今年の桜は早すぎます」と否定したとこと、と、少年がいいランニングネックブリーカーを見せたなぁということ(この技は故・馬場社長のイメージが強すぎてまぁアレだ)。
というか、総体的に見ると、どこの視点からみても偏らずに描かれてるんじゃないか、というところがまとめての感想。
蜂起せざるを得ないセデックの描写。
でも、武装蜂起による虐殺を植民地政策の当然の報いとはしてないし、て言い方すると意味が変わってきてしまうなぁ、日本人も「日本」て一括りなされるんじゃなくて、個々人間として描かれてたし。悪役だけど、一括りにされた悪役じゃなかったという感じ?
セデック(の女性の弁が多かったか)からも、なぜこんなこと(武装蜂起による虐殺)をするのかという訴えが描かれているし。
追伸;
あぁ、第一部には、死霊の親父さんが出てきて、蜂起を決断するに至るような場面があったり、もっと軽い心持で観てもよかったなぁ、と今更ながらに思ったりなど。